スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

乳化作用(界面活性剤)

毛髪・頭皮の洗浄剤であるシャンプーに関わらず、
「洗浄剤全般」にふくまれているもの。それが「界面活性剤」です。

シャンプー剤の場合なら、頭皮のヌルヌル・ヌメヌメとした余分な皮脂や
その皮脂と混ざった汚れを汚れを除去してくれる役割を、界面活性剤は担っています。

この界面活性剤の作用とは「乳化作用」です。
乳化とは、二つの異なった物質を混合させて、安定した状態にする事です。

シャンプーの場合、一般的に水分が多量に含まれていますが、
この水分と皮脂成分とは、まさに「水と油」で、
混ざりにくい・・・汚れが落ちにくいのですが、
乳化成分を加える事によって落ちやすくなるのです。

乳化作用を持った界面活性剤を作る成分は、
幾種類もあり乳化作用の性能・性質が異なります。
従いまして、シャンプー剤ごとに異なってきます。
  
スポンサーサイト

界面活性剤

乳化作用の働きによって、水と油を融合させる成分が、界面活性剤です。
化学的に見れば、水になじみやすい部分と、油になじみやすい
部分を持った化合物です。

紀元前4000年前から、中近東やエジプト辺りでは、
せっけんが使われていたとされていますが、
その「セッケン」にも、界面活性剤が含まれていました。

ところで、

家庭用品表示法で洗剤を、「セッケン」と「合成洗剤」に大別した為に、
合成洗剤=合成界面活性剤・・・との認識が生まれ、
セッケンには合成界面活性剤が入っていない・・・との認識が一部にはあるようです。

しかし。

先述の通り、セッケンにも、界面活性剤が含まれていますし、
また、せっけんにせよ他の界面活性剤にせよ、化学反応によって製造されますので
化学的にみれば殆どの界面活性剤は、合成界面活性剤と言えます。
 
 

天然界面活性剤

「せっけん」にせよ、諸洗剤の界面活性剤にせよ、
その殆どは、化学反応によって製造されますので
化学的にみれば、殆どの界面活性剤は合成界面活性剤です。

しかし、天然物の中には、界面活性機能を持った化合物も存在します。
これらを天然界面活性剤と言います。

代表例として次のものがあります。

 
・カゼイン
牛乳中に存在し、牛乳アレルギーの原因物質でもあります。
 
・レシチン
黄卵中に存在し、マヨネーズが分離しないのはこの効果です。
 
・サポニン
ヘチマやお茶に含まれ、抹茶が泡立つのもこの効果ですし、
砂漠のサボテンとも関係があります。
 
 

界面活性剤の主要原料について

シャンプーの洗浄剤成分、界面活性剤には、
(天然系の界面活性剤)と(合成界面活性剤)とがあります。
それぞれについての、主要となる原料をご紹介します。


天然系の界面活性剤
 
・天然界面活性剤:天然物中に存在するもの(カゼイン、レシチン、サポニン)
 
・せっけん系洗剤:脂肪酸の部分が天然物に由来の場合
 
・脂肪酸エステル系洗剤:同上
 
・アミノ酸系洗剤:同上
 
・高級アルコール系洗剤:脂肪酸の部分が天然物に由来の場合
 
  
合成界面活性剤(石油系界面活性剤)
 
・高級アルコール系洗剤:脂肪酸の部分が石油に由来の場合
 
・アルファオレフィン系洗剤:主要部分が石油に由来
 
・アルキルベンゼン系洗剤:同上
(主に洗濯洗剤に使われます。脱脂力が強く、シャンプーには使われません。)
 
 

高級アルコール系の界面活性剤の主原料

高級アルコール系の界面活性剤については、界面活性剤「低刺激性ランキング」の中では、
6位のPOEラウレス硫酸系と、
7位のラウリル硫酸系が、高級アルコールを原料としています。

汎用シャンプーに多用されています。

6位のPOEラウレス硫酸系は、
市販のシャンプーの大半に使用されているそうです。

7位のラウリル硫酸系は、
市販のシャンプーに多用されていますが、少なくなる傾向にあるそうです。
今は、もっと低刺激な界面活性剤が開発されてほとんど使用されていません。
残念ながら今では、刺激性を測定する時の基準物質になっているそうです。


参考:低刺激性ランキング(あんだんてシャンプー調べ)

1 ラウロイルメチルアラニン系(アミノ酸系)
2 N-アシルグルタミン酸系(アミノ酸系)
3 N-アシルメチルタウリン系(アミノ酸系)
4 ラウリル燐酸系
5 石けん系
6 ラウレス硫酸系(全成分表示の表示名)
  (ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸系)
7 ラウリル硫酸塩
  

石けん系 界面活性剤

「低刺激性ランキング」において、第5位の石けんは、
細胞毒性の良さなどから、もっと上位に来ても良いのですが、
皮膚浸透残留性が大きいことは、低刺激性ではマイナスと評価したので
ランクが下がってしまいました。

※ある文献では、石けんはラルリル硫酸Naより皮膚浸透残留性が大きい値となっているそうです。
  
石けん愛好家の方などが合成界面活性剤に較べて、石けんは浸透性が低いとしているのは、
洗剤に使われるLAS(ソフト化アルキルベンゼン)との比較ではないかと思われます。

化粧品に使われる低刺激性界面活性剤の中では、アミノ酸系よりは下位にあります。
 

ご参考:低刺激性ランキング (あんだんてシャンプー調べ)
http://andantelife.co.jp/shampooinfo/ranking.htm
 


※あんだんてシャンプーの主剤となる界面活性剤は、
「低刺激性ランキング」第1位のラウロイルメチルアラニン系です。

ただし。
確かにラウロイルメチルアラニン系Naは、収集したデータの中では最も低刺激性ですが、
データの数が少ないので、ダントツ という考え方ではなく、トップクラスと考えるべき だそうです。

天然界面活性剤

石けんが天然の界面活性剤と言われることがあります。
たとえばローマ時代には天然として存在していましたが、
現在の石けんは油脂を苛性ソーダなどで中和して製造されています。
従って化学的には合成界面活性剤です。
  
石けんを合成する技術は古く紀元前四千年ごろのメソポタミアの楔(くさび)形文字の粘土板に
書かれていたと言われます。当時の石けんは洗濯用ではなく医薬品でした。
   
それでは天然の界面活性剤がないかと言えば、そうではありません。
次のような天然界面活性剤が存在します。


レシチン
黄卵中に存在する代表的天然両性界面活性剤です。 マヨネーズはレシチンの効果で油と分離しないですみます。レシチンは工業的に取り出されマヨネーズだけでなく、マーガリンやチョコレートにも使われています。 大豆レシチンは化粧品原料としても使われます。

カゼイン
牛乳や豆類中に含まれて複合タンパク質です。牛乳中には3%存在し牛乳の乳化に役立っています。

サポニン
ヘチマの茎、葉、実やお茶など多くの植物に含まれ、泡立ちが良いのが特徴です。
抹茶の泡立ちもその中に含まれるサポニンの効果です。砂漠のシャボテンにも関係があります。


このように天然界面活性剤は存在します。
しかし、存在量が少ないのと価格面の問題もあるので、
これだけでシャンプーを作ることはありません。

従って、シャンプーの素材に使われるものは、天然物を色々な形で活用した
「天然系」である、と捉えた方が良いと思います。


(【あんだんてシャンプー&トリートメント】より)
 

| シャンプー de 毛髪・頭皮ケア ホーム |
シャンプー de 毛髪・頭皮ケア Page Top↑


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。